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サザンオールスターズ「TSUNAMI」について
サザンオールスターズ「TSUNAMI」は、2000年1月26日にリリースされた彼らの44枚目のシングルであり、日本の音楽史に残る究極のラブバラードです。桑田佳祐が作詞・作曲を手がけ、切なさと美しさが交錯するメロディと歌詞で、世代を超えて愛され続けています。
TBS系『ウンナンのホントコ!』内の企画「未来日記III」の挿入歌として使用され、ドラマの感動と相まって大ヒットしました。
「津波のような侘しさに I know… 怯えてる」というフレーズが象徴的で、愛の不安や孤独を波にたとえた詩的表現が秀逸です。また、2011年の東日本大震災以降、タイトルが「TSUNAMI」であることから一時的に放送自粛されましたが、曲自体は“命や愛の尊さ”を描いた普遍的なメッセージとして再評価され、オリコン年間シングルランキング1位(2000年)、平成のシングル売上ランキング2位という驚異的な記録を持っています。
TSUNAMI
歌:サザンオールスターズ 詞:桑田佳祐 /曲:桑田佳祐
風に戸惑う弱気な僕 通りすがるあの日の幻影(かげ)
本当は見た目以上 涙もろい過去がある
止めど流る清(さや)か水よ 消せど燃ゆる魔性の火よ
あんなに好きな女性(ひと)に 出逢う夏は二度とない
人は誰も愛求めて 闇に彷 徨う運命(さだめ)
そして風まかせ Oh, My destiny
涙枯れるまで
見つめ合うと 素直にお喋り出来ない
津波のような侘しさに
I know… 怯えてる Hoo…
めぐり逢えた瞬間(とき)から 魔法が解けない
鏡のような夢の中で 思い出はいつの日も雨
夢が終わり目覚める時 深い闇に夜明けが来る
本当は見た目以上 打たれ強い僕がいる
泣き出しそうな空眺めて 波に漂うカモメ
きっと世は情け Oh, Sweet memory
旅立ちを胸に
人は涙見せずに大人になれない
ガラスのような恋だとは
I know… 気付いてる Hoo…
身も心も愛しい 女性(ひと)しか見えない
張り裂けそうな胸の奥で 悲しみに耐えるのは何故?
見つめ合うと 素直にお喋り出来ない
津波のような侘しさに
I know… 怯えてる Hoo…
めぐり逢えた瞬間(とき)から 死ぬまで好きと言って
鏡のような夢の中で 微笑をくれたのは誰?
好きなのに 泣いたのは何故?
思い出は いつの日も… 雨