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研ナオコ「愚図」について
「愚図(ぐず)」は、研ナオコが1975年9月10日に発売した9枚目のシングルです。作詞は阿木燿子、作曲は宇崎竜童によるコンビです。オリコン週間9位、1976年度年間84位にランクイン、第4回FNS歌謡祭 最優秀歌謡音楽賞を受賞等の実績があります。
この曲は、友人に恋人を紹介してしまい、心の中で「本当はあなたが好き」と思いながらも言えずにいる女性の切ない心情が綴られています。サビでは「アタシって本当に愚図なおばかさん」と繰り返され、自己嫌悪と未練の入り混じった複雑な感情が表現されています。
「愚図(ぐず)」は、内藤やす子(1976年)、佳苗(2003年)、宇崎竜童自身(2004年セルフカバー)など、多くの歌手にカバーされています。
愚図
歌:研ナオコ/詞:阿木燿子/曲:宇崎竜童
あの娘がアンタを好きだって
こっそりあたしに打ちあけたとき
友達だもの まかせときなよ! なんて
心にもない事 言っちまった
あの娘はまつ毛が自慢の娘で
まばたきしながら人を見るのさ
比べてみたって仕方がないよなんて
ひとりで勝手に決めていたっけ
アタシって本当に 愚図なお人好し
あの娘にアンタを逢わせたのは
アンタと行きたかったコーヒーショップ
仲良くしてよ いい娘だから! なんて
ふたりを笑わせてばかりいたっけ
あの娘は精一杯おめかしをして
アタシは色のあせたジーパン姿
ひとりでやたら喋ってばかりいたから
目の前のコーヒーもさめてしまった
アタシって本当に 愚図なおせっかい
早くひとりになりたかったよ
そしてどこかで泣きたかった
急に重たい心の中に
ふたりの笑い声遠くに聞こえた
喉まで出かかった言葉だけれど
言わずに先に帰って来たのさ
本当はアンタが好きだなんて
今更言える訳ないじゃないの
アタシって本当に 愚図なおばかさん
本当はアンタが好きだなんて
今更言える訳ないじゃないの
アタシって本当に 愚図なおばかさん