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    グレープ「無縁坂」について

    『無縁坂』は、1975年にグレープ(さだまさしと吉田政美のユニット)が発表した楽曲です。作詞・作曲はさだまさしが手がけており、彼の代表的な作品のひとつとして知られています。
    この曲は、東京都文京区湯島に実在する「無縁坂」を舞台に、年老いた母と息子の思い出を描いています。歌詞の中で母親が「後ろだけは見ちゃだめ」と語る場面は、過去を振り返らず前を向いて生きることの大切さを象徴しているようです。坂道は、母親の人生の苦労や悲しみを表すメタファーとして使われており、聴く人の心に深く響く内容となっています。さだまさし自身の幼少期の記憶がベースになっているとも言われており、母への感謝や尊敬の気持ちが繊細に表現されています。


    無縁坂
    歌:グレープ 詞:さだまさし 曲:さだまさし

    母がまだ若い頃 僕の手をひいて
    この坂を登る度 いつもため息をついた

    ため息つけばそれで済む 後ろだけは見ちゃだめと
    笑ってた白い手は とてもやわらかだった

    運がいいとか悪いとか 人は時々口にするけど
    そうゆうことって確かにあると あなたをみててそう思う

    忍ぶ不忍(しのばず)無縁坂 かみしめる様な
    ささやかな僕の母の人生

    いつかしら僕よりも 母は小さくなった
    知らぬまに白い手は とても小さくなった

    母はすべてを暦に刻んで 流してきたんだろう
    悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに

    運がいいとか悪いとか 人は時々口にするけど
    めぐる暦は季節の中で 漂いながら過ぎてゆく

    忍ぶ不忍(しのばず)無縁坂 かみしめる様な
    ささやかな 僕の母の人生






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