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    加藤和彦「家をつくるなら」について

    加藤和彦の「家をつくるなら」は、1973年にリリースされたフォークソングで、アルバム『スーパー・ガス』に収録されています。松山猛との共作で、ザ・フォーク・クルセダーズ解散後のソロ活動初期に制作された楽曲です。
    この曲では、当時の“小市民”の夢であるマイホームがテーマになっており、カラーテレビ・カー・クーラーの「3K」を手に入れた次のステップとして「家」が描かれていますが、歌の最後では夢が「家」から「お嫁さん」へと変わることで、本当に大切なのは“人”であるというメッセージが込められています。


    家をつくるなら
    歌:加藤和彦 詞:松山猛 曲:加藤和彦

    家をつくるなら(家を建てるならば)
    家をつくるなら(どうしようかな)
    草の萌えるにおいのする
    カーペットをひきたいと
    思うのであります

    家をつくるなら(家を建てるならば)
    家をつくるなら(どうしようかな)
    天体観測をする
    透明な屋根だって
    欲しいのであります

    家をつくるなら(家を建てるならば)
    家をつくるなら(どうしようかな)
    小鳥がとびかうし
    花だって咲いてる
    ベッドが欲しいのであります

    家をつくるなら(家を建てるならば)
    家をつくるなら(どうしようかな)
    太陽を盗んできて
    オーブンとランプにして
    ストーブにしてしまおう

    家をつくるなら
    家をつくるなら
    長い髪と 黒い瞳 キラキラ星の
    無口なやさしい あの人をお嫁さんに
    したいものであります

    家をつくるなら…






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