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かぐや姫「じんじろ橋」について
「じんじろ橋」は、かぐや姫が1972年に発表した楽曲で、日本の民話を思わせる物語調で描かれています。
村はずれの「じんじろ橋」で若い娘と青年が約束を交わす場面から始まり、青年は「月が出たら迎えに来る」と言い残しますが、約束は果たされず、娘は待ち続けて命を落とすという悲恋の物語です。最後は「昔ばなしのじんじろ橋で今宵待つ人は旅の人」という締めで、語り継がれる伝承のような雰囲気を持っています。民謡的な節回しが特徴で、フォークソングでありながら日本的情緒を強く感じさせます。
じんじろ橋
歌:かぐや姫/詞:関沢新一/曲:南こうせつ
村のはずれの じんじろ橋は
月の出る夜は ぬれるそな
花っ子十八 山家の育ち
村の若い衆 じんじろさに惚れて
固い約束 したそうな
月が出たなら 迎えにくると
言って別れた 橋だそな
花っ子月見て 待ち待ち暮らす
二年 三年 じんじろさは来ずに
恋に命を 捨てたそな
昔ばなしの じんじろ橋で
今宵待つ人 旅の人
もしや私も 花っ子の様に
先んず月を見て 別れたままで
泣いて散るのじゃ ないかしら