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    かぐや姫「神田川」について

    かぐや姫の「神田川」は、1973年にリリースされた日本のフォークソングで、南こうせつとかぐや姫によって歌われました。昭和の青春を象徴する名曲として、今も多くの人々の心に残っています。
    喜多條忠が早稲田大学在学中に恋人と神田川近くのアパートで過ごした日々をもとに書かれた歌詞で、南こうせつが即興でメロディをつけ、電話で詞を聞いた3分後には曲が完成したという逸話もあります。
    「赤いてぬぐい マフラーにして」「三畳一間の小さな下宿」など、昭和の若者の生活感がリアルに描かれ、恋人との切ない思い出や、若さゆえの不安と優しさへの戸惑いが繊細に表現されています。
    ラジオ番組『パックインミュージック』で流されたことをきっかけにリクエストが殺到し、シングル化され、最終的に120万枚以上を売り上げ、かぐや姫最大のヒット曲となりました。
    歌詞に登場する「神田川」は、東京都内を流れる川で、実際に喜多條が住んでいたアパートの近くにありました。モデルとなった銭湯「安兵衛湯」は、早稲田通り近くに存在していたとされています。


    神田川
    歌:かぐや姫 詞:喜多条忠 曲:南こうせつ

    貴方は もう忘れたかしら
    赤い手拭 マフラーにして
    二人で行った 横町の風呂屋
    一緒に出ようねって 言ったのに
    いつも私が 待たされた

    洗い髪が芯まで 冷えて
    小さな石鹸 カタカタ鳴った
    貴方は私の 身体を抱いて
    冷たいねって 言ったのよ

    若かったあの頃 何も怖くなかった
    ただ貴方のやさしさが 怖かった

    貴方は もう捨てたのかしら
    二十四色の クレパス買って
    貴方が書いた 私の似顔絵
    巧く書いてねって 言ったのに
    いつもちっとも 似てないの

    窓の下には 神田川
    三畳一間の 小さな下宿
    貴方は私の 指先見つめ
    悲しいかいって きいたのよ

    若かったあの頃 何も怖くなかった
    ただ貴方のやさしさが 怖かった






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