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大友裕子「死顔」について
「死顔」(大友裕子)は、1979年7月20日発売のアルバム『絆』の収録曲で、タイトルから想像される通り“死”を直接的に扱う異色作です。大友裕子の詞は「傷心」「来夢来人」など“静かな痛み”が多いですが、この曲はその中でも最も深い絶望と喪失を描いています。多くの曲が死を象徴的に扱うのに対し、「死顔」は現実の死を目の前にした瞬間の描写が中心です。
死顔
歌:大友裕子/詞:大友裕子/曲:大友裕子
今さら あんたを 殺しちまえば
よかったと 思ってみても もうおそい
あんたの心までは つかめない
うつろな瞳で あたしを見てる
あんたに 何を言っても わからない
何を言っても もうおそい
灰になれ 灰になれ
あんたとあたし
あたしの瞳に映る
あんたの死顔
あの頃 あんたを 殺しておけば
あんたの 心は 今もあたしの
ものに違いなかったろうけど
今はもう 通わない 心と心
あんたが あついガラスの 向う側に
過去を失くして 座ってる
灰になれ 灰になれ
愛したことなんか
あんたの瞳に映る
あたしの死顔
灰になれ 灰になれ
生きていたことなんか
あついガラスに写る
二人の死顔