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大友裕子「手切れ金」について
「手切れ金」(大友裕子)は、1979年4月5日発売のシングルで、“傷心”→“うそ”と続く、初期ニューミュージック期の〈恋の痛み〉三部作の中でも最も生々しい曲で、タイトルどおり“別れの現実”を真正面から描いた楽曲です。
「別れ」「金銭」「都会の生活」「自分の弱さ」「受け入れざるを得ない現実」がモチーフで、「内省的な独白」「過去の記憶」「現在の痛み」を表現しています。
手切れ金
歌:大友裕子/詞:大友裕子/曲:大友裕子
あんたが出て行くのを とめる気はさらさらないよ
後追いをするほど かわいがられた覚えもないし
あんたあたしの目の前で ほかのオンナ抱いて見せた
あの雨の夜あたしは 傘も持たずに飛び出して
どこをどう歩いたのか 知らないが
ずぶぬれの体のまま
道に倒れちまってさ 車にどろみずひっかけられて
バカヤロウ!死んでもいいのかってどなられたっけ
出て行きな あんたの顔なんか
もう見たくない
あの夜あたしはすっかり やけっぱちになってしまってさ
飲めもしないのにボトル1本 無理に空けたもんだから
何がなんだか知らないけれど 見知らぬ男に抱かれてさ
それでもあたしは初めて あんたに抱かれた夢見て目がさめた
何もかも 終わったよ
もうもとに もどれない
せめてあたしが新しい 恋を見つけ出すあいだ
飢え死にしないですむだけの お金をおいて行ってよね
出て行きな あんたの顔なんか
もう見たくない
もういいよ お金なんか
もう もういいよ