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岡林信康「レクイエム~麦畑のひばり~」について
「レクイエム~麦畑のひばり~」(岡林信康)は、美空ひばりが1970年代半ばに岡林信康へ託した歌詞が、2009年に岡林の手で初めて曲となり、2010年5月12日に発表された鎮魂歌で、岡林とひばりの深い交流の歴史を象徴する作品です。
岡林にとっては、“ひばりから託された宿題を35年越しに果たした”という重い意味を持つ作品で、ひばりにとっては、自らの言葉を岡林の音楽で未来へ託すという、極めて個人的で深い交流の証です。この曲は、両者の関係性を象徴する、日本歌謡史でも稀有な“二人の共同作品”と言えるでしょう。
レクイエム~麦畑のひばり~
歌:岡林信康/詞:美空ひばり・岡林信康(補詞)/曲:岡林信康
麦畑空高く 飛ぶひばり かけ昇る
はるか雲の上まで おまえはゆくというのか
おまえを育ててくれた この麦畑を
ふり返る事もなくゆくよ
ただ 高く高く 飛びつづけてゆく
そこから何が見える 教えておくれ ひばり
澄みわたる青空か それともその向こうには
暗闇深くひろがり 遠き死の谷が
たとえ それが見えたとしても
おまえはゆくだろう 飛び続けるだろう
果てなく高き青空 私は見上げる
麦畑に吹く風の音
お前は見えない はるかなひばりよ
はるかなひばりよ
愛しのひばりよ