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岡林信康「チューリップのアップリケ」について
「チューリップのアップリケ」(岡林信康)は、1969年3月5日発売のシングル「流れ者」のB面曲で、未解放部落の少女の“貧困・家族崩壊・母への希求”を描いた、超Aランクの放送禁止歌として知られています。少女の作文をもとに岡林が構成した、初期フォーク最大級の社会派プロテストソングです。
この曲は、「母親が家を出てしまった少女の孤独」「靴職人として働く父の過酷な労働」「それでも貧困から抜け出せない現実」「"チューリップのアップリケのついたスカート"を母に買ってほしいという切実な願い」など、貧困が家族を壊し、子どもの心を傷つける構造的問題を描いています。
チューリップのアップリケ
歌:岡林信康/詞:岡林信康・大谷あや子/曲:岡林信康
うちがなんぼ早よ 起きても
お父ちゃんはもう 靴トントンたたいてはる
あんまりうちのこと かもてくれはらへん
うちのお 母ちゃん どこに行ってしもたのん
うちの服を はよう持ってきてか
前は学校へ そっと会いにきてくれたのに
もうおじいちゃんが 死んださかいに
だれもお母ちゃん 怒らはらへんで
早よう帰って来てか
スカートがほしいさかいに
チューリップのアップリケ
ついたスカート持って来て
お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほしい
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほしい
うちのお父ちゃん 暗いうちから遅うまで
毎日靴を トントンたたいてはる
あんな一生懸命 働いてはるのに
なんで うちの家 いつもお金がないんやろ
みんな貧乏が みんな貧乏が悪いんや
そやで お母ちゃん 家を出て行かはった
おじいちゃんに お金の事で
いつも 大きな声で 怒られてはったもん
みんな貧乏の せいや
お母ちゃん ちっとも悪うない
チューリップのアップリケ
ついたスカート持って来て
お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほしい
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほしい