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大橋純子「たそがれマイ・ラブ」について
「たそがれマイ・ラブ」(大橋純子)は、1978年8月5日リリースの“夏の終わりの別れ”を映画のような情景で描いたバラードで、TBSドラマ「獅子のごとく」主題歌、オリコン週間2位・年間40位、第20回日本レコード大賞・金賞(大賞ノミネート)受賞曲です。
この曲は、“映画的な情景描写”が際立つ作品で、《夏の幸福》→《別れの予兆》→《冬の孤独》という季節の移ろいが、そのまま恋の終わりの比喩として使われています。
「夕立・稲妻」は、突然訪れる別れの衝撃、「砕けたコーヒーカップ」は、戻らない関係の象徴、「粉雪の舞う冬」は、離れ離れになった後の静かな孤独、などが代表的なモチーフで、背景には、森鷗外『舞姫』を想起させる“異国での恋と別れ”のイメージがあり、「運命(さだめ)に引き裂かれる恋」というテーマが深く読み取られています。
たそがれマイ・ラブ
歌:大橋純子/詞:阿久悠/曲:筒美京平
今は夏 そばにあなたの匂い
しあわせな夢に おぼれていたけれど
夕立ちが 白い稲妻つれて
悲しみ色の 日ぐれにしていった
しびれた指 すべり落ちた
珈琲カップ 砕け散って
私はただ あなたの目を
言葉もなく 見つめるだけ
さだめという いたずらに
ひきさかれそうな この愛
今は冬 そばにあなたはいない
石畳白く 粉雪が舞い踊る
ひきさかれ 愛はかけらになって
それでも胸で 熱さをなくさない
凍える手で ひろげて読む
手紙の文字が 赤く燃えて
私はもう あなたの背に
もたれかかる 夢を見てる
さだめという いたずらに
ひきさかれそうな この愛