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NSP「夕暮れ時はさびしそう」について
この曲は、NSPのメジャーデビュー後にリリースされた3枚目のシングルです。彼らの出身地である岩手県一関市の磐井川を舞台にした情景が描かれており、シンプルなアコースティックサウンドと、若者の切ない心情を表現した歌詞が特徴です。
郷愁を誘う歌詞: 歌詞は、「田舎の堤防」や「こんな河原」という具体的な情景描写から始まり、夕暮れ時の寂しさと、好きな人と一緒にいたいという素朴な願いが綴られています。特に「夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない」というフレーズは、多くのリスナーの共感を呼び、世代を超えて親しまれています。
アコースティックギターを基調としたシンプルなサウンドは、当時のフォークソングの流行を象徴するものであり、天野滋の透明感のある歌声と相まって、より一層センチメンタルな雰囲気を醸し出しています。
この曲は、NSPの数ある楽曲の中でも特に人気が高く、ライブでも頻繁に演奏される重要なレパートリーです。天野滋の作詞・作曲家としての才能が光る初期の傑作として、今もなお多くの音楽ファンに愛され続けています。
都会の喧騒から離れた場所で感じる孤独や、身近な人との繋がりを求める気持ちを、叙情的なメロディに乗せて描いた、日本のフォーク史における名曲と言えるでしょう。
夕暮れ時はさびしそう
歌:NSP 詞:天野滋 曲:天野滋
田舎の堤防 夕暮れ時に
ぼんやりベンチに すわるのか
散歩するのも いいけれど
よりそう人が 欲しいもの
あの娘がいれば 僕だって
さびしい気持にゃ ならないさ
まわりの暗さは 僕達のため
あの娘が来るのを 待っている
夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない
夕焼け雲さん 伝えてくれよ
あの娘のお部屋の 窓ぎわへ
虫にさされるのは いやだけど
肩をならべて いたいよと
こんな河原の 夕暮れ時に
呼び出したりして ごめんごめん
笑ってくれよ ウフフとね
そんなにふくれちゃいやだよ
夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない
夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない
おうちの人に おこられるかな
呼び出したりして ごめんごめん
もうちょっとだけ いっしょにいよう
帰りたいなんて いわないで
そうか君は 笑うのが
へたに なっちゃったんだね
あんまり僕を 困らせないで
そろそろ笑ってくれよ
こんな河原の 夕暮れ時に
呼び出したりして ごめんごめん
笑ってくれよ ウフフとね
そんなにふくれちゃいやだよ
夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない
夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない
夕暮れ時は さびしそう
とっても一人じゃ いられない…