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石橋正次「鉄橋をわたると涙がはじまる」について
石橋正次の「鉄橋をわたると涙がはじまる」は、1972年6月1日にリリースされた名曲で、昭和歌謡の哀愁とドラマ性が凝縮された一曲です。作詞は丹古晴己、作曲は叶弦大によるもので、叶弦大は他にも多くの演歌・歌謡曲を手がけた名作曲家です。
この曲は、別れと旅立ちの情景を描いた切ないラブソングです。鉄橋を渡る汽車の中で、主人公が過去の恋を振り返りながら、ふるさとと愛を捨てて旅立つ決意をするという、非常に情緒的な内容です。
歌詞の一節にはこんな印象的なフレーズがあります。「鉄橋をわたると 君の家が見える 君をすてて 愛をすてて ふるさとをすてる」このように、視覚的な描写と感情の揺れが巧みに織り交ぜられており、聴く人の心に深く響きます。
この曲は、昭和の鉄道旅情と未練をテーマにした歌謡曲の代表格とも言える存在です。今聴いても色褪せない感情の深さがあります。
鉄橋をわたると涙がはじまる
歌:石橋正次 詞:丹古晴己 曲:叶弦大
鉄橋をわたると 君の家が見える
汽車からとびおり もいちど逢いたい
若いふたり つらいふたり むすばれぬ恋に
君をすてて 愛をすてて ふるさとをすてる
鉄橋をわたると 君の家が見える
俺を呼んでいる
鉄橋をわたると なにが俺にのこる
いっしょに行けない 切符がぬれるよ
若いふたり もえたふたり 思い出をだいて
君をすてて 愛をすてて ふるさとをすてる
鉄橋をわたると なにが俺にのこる
俺はひとり旅
君をすてて 愛をすてて ふるさとをすてる
鉄橋をわたると 君の家が見える
俺を呼んでいる