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石橋正次「夜明けの停車場」について
石橋正次の「夜明けの停車場」は、1972年にリリースされた昭和歌謡の名曲で、彼の代表作のひとつです。哀愁漂うメロディと切ない歌詞が印象的で、別れの情景を停車場(駅)という舞台に重ねて描いています。
作詞が「丹古晴己」、作曲が「叶弦大」という黄金コンビによる作品で、第23回NHK紅白歌合戦でも披露され、石橋正次の歌手としての地位を確立しました。
ドラマ「飛び出せ!青春」の挿入歌としても知られ、青春ドラマの雰囲気ともマッチした哀愁が魅力です。歌詞は、愛する人との別れを描きながらも、「君には罪はない」というフレーズが繰り返され、主人公の自己犠牲的な旅立ちが胸を打ちます。雨が降る夜明けの停車場という舞台設定が、孤独と未練を象徴しています。
夜明けの停車場
歌:石橋正次 詞:丹古晴己 曲:叶弦大
夜明けの停車場に ふる雨はつめたい
涙をかみしめて さよなら告げる
きらいでもないのに なぜか
別れたくないのに なぜか
ひとりで旅に出る 俺は悪い奴
だからぬれていないで 早くお帰り
君には罪はない 罪はないんだよ
ひと駅過ぎるたび かなしみは深まる
こんなに愛してて さびしいことさ
きらいでもないのに なぜか
別れたくないのに なぜか
しあわせ捨ててゆく 俺がわからない
だから遠くなるほど 胸がいたむよ
君には罪はない 罪はないんだよ