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石川セリ「八月の濡れた砂」について
「八月の濡れた砂」(石川セリ)は、1972年3月5日にリリースされたシングル「小さな日曜日」のB面曲で、1971年に公開された同名映画の主題歌として誕生し、70年代初頭の“アングラ感”と“青春の焦燥”を象徴する作品です。
この曲の魅力は、“青春の痛み”を過度に説明せず、情景と感情の断片で描く詩世界にあります。《「八月」=夏の終わりの気配、過ぎゆく時間》《「濡れた砂」=消えていく足跡、儚さ》《海辺=自由と孤独が同居する場所》など、歌詞は恋愛を直接語らず、「どこかへ行きたい」「ここではない場所を求める」という若者特有の衝動を描いています。
八月の濡れた砂
歌:石川セリ/詞:吉岡オサム/曲:むつひろし
私の海を 真赤にそめて
夕陽が血潮を 流しているの
あの夏の光と影は
どこへ行ってしまったの
悲しみさえも 焼きつくされた
私の夏は あしたもつづく
打ち上げられた ヨットのように
いつかは愛も 朽ちるものなのね
あの夏の光と影は
どこへ行ってしまったの
思い出さえも 残しはしない
私の夏は あしたもつづく
あの夏の光と影は
どこへ行ってしまったの
思い出さえも 残しはしない
私の夏は あしたもつづく