「標準Ver.」はこちら

       
    MENU


    井上陽水「自己嫌悪」について

    井上陽水の「自己嫌悪」は、1973年リリースの『氷の世界』に収録されています。歌詞の一部が物議を醸し、CD版では一時的に削除されていました。
    この曲はアルバムのA面ラストに収録されていました。『氷の世界』は日本の音楽史に残る名盤とされており、「自己嫌悪」もその流れの中で重要な位置を占めています。


    自己嫌悪
    歌:井上陽水 詞:井上陽水 曲:井上陽水

    めくらの男は 静かに見てる
    自分の似顔絵 描いてもらって
    似てると ひとこと つぶやいている
    あなたの目と目よ 涙でにじめ

    病いの男は 淋しく見てる
    あまりに薄い 日めくりの紙
    つきそう 子供は たじろぎもせず
    あなたの体よ 天までとどけ

    眠れぬ男は ぼんやり見てる
    明日と呼べない 自分の朝を
    たばこの煙は 線を描いて
    あなたは息づく 事がないのか

    歌えぬ男は おびえるばかり
    明日の仕事は 南か北か
    ここまで おいでと 誰かの声が
    どこまでゆくのだ 貧しい足で






    Chord Diagram