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井上陽水「桜三月散歩道」について
「桜三月散歩道」は、1973年発売のアルバム『氷の世界』に収録された楽曲です。
この曲は、春の三月を舞台にした幻想的で少し不穏な雰囲気を持つ歌詞が特徴です。「町へ行けば花がない」「君が花びらになるのは三月」「狂った桜が散るのは三月」など、季節の移ろいとともに心の揺れや狂気を描いていて、彼らしい詩的な世界観が広がっています。メロディは穏やかでありながら、どこか不安定な空気をまとっていて、聴く人の心に深く残る一曲です。
桜三月散歩道
歌:井上陽水 詞:長谷邦夫 曲:井上陽水
ねえ君 二人でどこへ 行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば花がない
町へ行けば花がない
今は君だけ見つめて歩こう
だって君が花びらになるのは
だって狂った恋が咲くのは三月
ねえ君 二人でどこへ 行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば風に舞う
町へ行けば風に舞う
今は君だけ追いかけて風になろう
だって僕が狂い始めるのは
だって狂った風が吹くのは三月
ねえ君 二人でどこへ 行こうと勝手なんだが
川のある土地へ行きたいと思っていたのさ
町へ行けば人が死ぬ
町へ行けば人が死ぬ
今は君だけ想って生きよう
だって人が狂い始めるのは
だって狂った桜が散るのは三月