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井上陽水「チエちゃん」について
「チエちゃん」は、1973年にリリースされたアルバム『氷の世界』に収録されている楽曲です。
ある女性「チエちゃん」が夏の日に誰にも告げずに旅立ってしまうという内容で、ひまわり模様の飛行機や海岸の風景など、鮮やかなイメージがちりばめられています。聴いていると、どこか切なくて、でも自由な空気を感じさせる曲です。個人の旅立ちや別れを描きながらも、聴く人それぞれの思い出や感情に寄り添ってくれるような、そんな魅力を持った一曲です。
チエちゃん
歌:井上陽水 詞:井上陽水 曲:井上陽水
ひまわり模様の飛行機にのり
夏の日にあの娘は行ってしまった
誰にも「さよなら」言わないままで
誰にも見送られずに
ひとりで空へ まぶしい空へ 消えてしまった
さみしい気持になった時には
むこうの海岸で水着になって
お日様に体を見せつけてやれ
言葉を越えているはずだ
むこうの海の 水もつめたい ばかりじゃないだろ
見知らぬ町から遠くの町へ
何かを見つけて戻ってくるの?
それともどこかに住みついたまま
帰ってこないつもりなの?
どうして君は だまって海を 渡っていったの?
ひとりで空へ まぶしい空へ 消えてしまったの?