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    井上陽水「心もよう」について

    井上陽水の「心もよう」は、1973年にリリースされたシングルです。フォーク調のメロディに乗せて、遠く離れた相手への切ない思いを綴った歌詞が印象的です。
    この曲は、アルバム『氷の世界』にも収録されていて、彼が福岡に帰郷していた時期に制作されました。もともとはB面の「帰れない二人」をA面にしたいという意向もあったそうですが、プロデューサーの判断で「心もよう」がA面になったそうです。


    心もよう
    歌:井上陽水/詞:井上陽水/曲:井上陽水

    さみしさのつれづれに
    手紙をしたためています あなたに
    黒いインクがきれいでしょう!?
    青い便箋が 悲しいでしょう!?

    あなたの笑い顔を 不思議な事に
    今日は覚えていました
    19才になったお祝いに
    作った歌も 忘れたのに

    さみしさだけを手紙につめて
    ふるさとに住むあなたに送る
    あなたにとって見飽きた文字が
    季節の中で埋もれてしまう

    遠くで暮らす事が
    二人に良くないのはわかっていました
    くもりガラスの外は雨
    私の気持ちは 書けません

    さみしさだけを手紙につめて
    ふるさとに住むあなたに送る
    あなたにとって見飽きた文字が
    季節の中で埋もれてしまう

    あざやか色の春はかげろう
    まぶしい夏の光は強く
    秋風の後 雪が追いかけ
    季節はめぐり あなたを変える






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