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    井上陽水「氷の世界」について

    「氷の世界」は、1973年12月1日にリリースされたアルバム『氷の世界』のタイトル曲です。
    この曲は、ロンドンで現地のミュージシャンとともにレコーディングしたもので、スティービー・ワンダーの「Superstition」に影響を受けたファンキーなリズムが特徴です。「窓の外ではリンゴ売り・・・」という不思議な描写から始まり、寒さや孤独、心の揺れを詩的に表現しています。アルバム『氷の世界』は、日本で初めてLP販売100万枚を突破した作品で、1974年・1975年のオリコン年間チャートで1位を獲得するなど、圧倒的な人気を誇りました。このアルバムには「心もよう」「帰れない二人」「桜三月散歩道」など、名曲がずらりと並んでいます。


    氷の世界
    歌:井上陽水 詞:井上陽水 曲:井上陽水

    窓の外ではリンゴ売り 声をからしてリンゴ売り
    きっと誰かがふざけて
    リンゴ売りのまねをしているだけなんだろう

    僕のTVは寒さで 画期的な色になり
    とても醜いあの娘を
    グッと魅力的な娘にしてすぐ消えた

    今年の寒さは 記録的なもの こごえてしまうよ
    毎日、吹雪、吹雪、氷の世界

    誰か指切りしようよ 僕と指切りしようよ
    軽い嘘でもいいから
    今日は一日はりつめた気持でいたい

    小指が僕にからんで 動きがとれなくなれば
    みんな笑ってくれるし
    僕もそんなに悪い気はしないはずだよ

    流れてゆくのは 時間だけなのか 涙だけなのか
    毎日、吹雪、吹雪、氷の世界

    人を傷つけたいな 誰か傷つけたいな
    だけどできない理由は
    やっぱりただ自分が恐いだけなんだな

    そのやさしさを秘かに 胸にいだいてる人は
    いつかノーベル賞でも
    もらうつもりでガンバッてるんじゃないのか

    ふるえているのは 寒さのせいだろ 恐いんじゃないネ
    毎日、吹雪、吹雪、氷の世界






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