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渥美清「男はつらいよ」について
「男はつらいよ」(渥美清)は、映画シリーズの象徴として1969年から使われ続けた主題歌で、作詞・星野哲郎、作曲・山本直純による“寅さんの人生そのもの”を語る楽曲です。
この曲は、寅さん自身が“自己紹介”をする語りから始まります。「私生まれも育ちも葛飾柴又です 姓は車 名は寅次郎 人呼んでフーテンの寅と発します」この語りは映画の冒頭でもおなじみで、寅さんのキャラクター性(義理人情・不器用・優しさ)を一気に伝えますす。続いて、「妹・さくらへの思い」「不器用な兄としての後悔」「“顔で笑って腹で泣く”男の哀しみ」「どんな境遇でも根を張って生きる強さ」といったテーマが、星野哲郎らしい“人生演歌”の語法で描かれています。
男はつらいよ
歌:渥美清/詞:星野哲郎/曲:山本直純
「私生まれも育ちも葛飾柴又です
帝釈天でうぶ湯を使い
姓は車 名は寅次郎
人呼んで フーテンの寅と発します」
俺がいたんじゃ お嫁にゃ行けぬ
わかっちゃいるんだ 妹よ
いつかおまえの よろこぶような
偉い兄貴になりたくて
奮斗努力の甲斐も無く
今日も涙の 今日も涙の日が落ちる 日が落ちる
ドブに落ちても 根のある奴は
いつかは蓮の 花と咲く
意地は張っても 心の中じゃ
泣いているんだ 兄さんは
目方で男が 売れるなら
こんな苦労も こんな苦労もかけまいに かけまいに
男とゆうもの つらいもの
顔で笑って 顔で笑って 腹で泣く 腹で泣く
「とかく 西に行きましても 東に行きましても
土地 土地のお兄貴さん お姐さんに
ごやっかいかけがちなる若造です
以後 見苦しき面体お見知り おかれまして
恐惶万端ひきたって よろしく おたのみ申します」