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アリス「狂った果実」について
「狂った果実」は、1980年7月5日に発売されたアリス18枚目のシングルで、都会の孤独・若者の焦燥・家族との断絶を描いた作品です。オリコン週間6位・年間38位、40万枚のセールスの実績を残しました。
歌詞は、家を飛び出した若者が都会で孤独と葛藤を抱えながら生きる姿を描いており、谷村新司らしい、社会の片隅で生きる若者の痛みと誇りを描いています。
狂った果実
歌:アリス/詞:谷村新司/曲:堀内孝雄
ひとしきり肩濡らした冬の雨
泥をはねて行き過ぎる車
追いかけて喧嘩でもしてみたら
少しぐらい心もまぎれる
狂った果実には 青空は似合わない
家を出たあの時の 母のふるえる声は
今でも耳に響いてる 低く高く
ポケットで折れていたハイライト
おかしくて吸う気にもなれず
かじりかけの林檎をただ思い切り
投げつける都会の闇に
許してくれなんて 言えない今の俺には
ナイフすてたこの手で 回すダイヤルの音
せめてもう一度刻みたい 声がある
生まれてきたことを 悔んでないけれど
幸福に暮らすには 時代は冷たすぎた
中途半端でなけりゃ 生きられない それが今
狂った果実にも 見る夢はあるけれど
どうせ絵空事なら いっそ黙ってしまおう
せめてこの胸が裂けるまで
Silence is Truth!