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アリス「ジョニーの子守唄」について
「ジョニーの子守唄」は、日本のフォークグループ、アリスが1978年6月20日にリリースした13枚目のシングルです。
この曲は、グループの中心メンバーである谷村新司が作詞、堀内孝雄が作曲を手がけました。歌詞は、かつて自分が熱狂的に憧れていた「ジョニー」という人物(特定の人物を指すというより、当時のロックミュージシャン全般の象徴と解釈されています)の現在を、偶然耳にしたラジオの歌声を通して知るというストーリーが描かれています。
「ジョニー」が今も歌い続けていることへの安堵と、若かりし頃の自分を重ね合わせるような、ノスタルジックで温かい感情が表現されています。特に、「ジョニー、それだけがただ嬉しくて」というフレーズは、多くのファンの心を打ちました。
この曲は、アリスがフォークグループから、より大衆的なロックグループへと移行していく過渡期の作品として位置づけられ、アリスの代表曲の一つです。
ジョニーの子守唄
歌:アリス 詞:谷村新司 曲:堀内孝雄
束の間の淋しさ うずめるために
君の歌声を 聞いていた
せまいホールの壁に もたれて
君の動きを 追いかけていた
飛び散る汗と煙の中に
あの頃の俺がいた
オーオー ジョニー 君は今
オー ジョニー どこにいるのか
時間つぶしの店の 片隅
ふと聞こえてきた 君の唄
コーヒーカップを 持つ手がふいに
ふるえ出したのが 恥ずかしくて
子供が出来た今でさえ
あの頃は忘れない
オーオー ジョニー 君だけが
オー ジョニー 俺の思い出
風の噂で聞いたけど
君はまだ燃えていると
オーオー ジョニー それだけが
オー ジョニー ただ嬉しくて