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吉田拓郎の「結婚しようよ」について
この曲は、それまでアンダーグラウンドの音楽と考えられていたフォークソングを、メジャーなシーンへと押し上げた画期的な作品として知られています。また、「日本のフォーク&ロックの転換点」や「J-POPの原点」とも評されています。
楽曲は、吉田拓郎(当時は「よしだたくろう」名義)が作詞・作曲し、編曲は加藤和彦が担当しました。
「結婚しようよ」という明るくさりげないラブソングの歌詞は、反体制的なフォークソングを好んでいたリスナーからは反発もありましたが、新しい消費者層である「ニューファミリー」の出現を祝う歌としても捉えられました。また、長髪が一般に浸透するきっかけの一つにもなったとされています。
「結婚しようよ」
歌:吉田拓郎 詞:吉田拓郎 曲:吉田拓郎
僕の髪が 肩までのびて
君と同じに なったら
約束どおり 町の教会で
結婚しようよ ンンン…
古いギターを ポロンと鳴らそう
白いチャペルが 見えたら
仲間を呼んで 花をもらおう
結婚しようよ ンンン…
もうすぐ春が ペンキを肩に
お花畑の中を 散歩にくるよ
そしたら君は 窓をあけて
エクボを見せる 僕のために
僕は君を さらいにくるよ
結婚しようよ ンンン…
雨が上がって 雲のきれ間に
お陽様さんが 見えたら
ひざっこぞうを たたいてみるよ
結婚しようよ ンンン…
二人で買った 緑のシャツを
僕のおうちの ベランダに 並べて干そう
結婚しようよ 僕の髪は
もうすぐ肩まで とどくよ