鉄道員
歌:坂上二郎/詞:山上路夫/曲:大川光久
Original Key:Am / Capo:0 / Play:Am
(N.C.).....
Am Dm
/ G C
/ Dm E7
/ Am / Am
/
Am E7onB
Am Dm Am
山のふもと の 小さな駅に
Dm Am Bm7-5
E7 Am
勤め始めて 幾年(いく とせ)たった
Dm Am
ローカル線しか 通らない
Am Am7onG F
E7
名もないような 駅だけど
Dm Am Bm7-5
E7 Am
/ Am...
ここが私の 生き てくところ
Dm
昔はこの駅を通る汽車は
Am
みんな蒸気機関車だったものです
Dm
汽車が入ってくると
Gm C
ホームは煙りの匂いでいっぱいになりました
F Dm
白い蒸気を溜息のように吐いて止まる汽車
Gm
そしてまた車輪の音高く走り出す汽車
Dm
遠い山肌にこだまする汽笛
Em7-5
A7
そんな蒸気機関車が 私はたまらなく好きでした
Dm
私の死んだ親父も鉄道員だったのです
Gm F
いわゆるカマ焚きという奴です 親父の弁当を持って
A7 Dm
私はいつも駅に行ったものです 「とうちゃーん」
C A#
親父を乗せたデゴイチが帰ってくると叫んだものです
A7 Gm F
「おゝ坊主か」 汽車からおりて来た親父は
A7onE
顔も手もススで真っ黒になり
Dm
石炭の匂いをさせていました
A# A7
蒸気機関車をこよなく愛して死んで行った親父
Dm
その蒸気機関車も
E7 Am /
Am /
もうみんな消えていってしまうのです
Am E7onB
Am Dm Am
春は野山 に 緑が匂い
Dm Am Bm7-5
E7 Am
冬はきびしく 吹 雪にくれる
Dm Am
一日何度か 通る汽車
Am Am7onG F
E7
今日またむかえて 送り出す
Dm Am Bm7-5
E7 Am
/ Am...
ここは私の 愛 するところ
Am G
この駅に来てかれこれ二十年
F E7
ここもずいぶん変わりました
Am F
C
駅もきれいになり 町もにぎやかになりました
Dm
シーズンになれば
E7 Am
都会から若い人が大ぜいやって来るようにもなりました
G F
E7 Am
私の息子も田舎を嫌って 今は東京で働いています
G
C
正月などにたまに帰って来ると にくまれ口をききます
E7
「とうさん よくあきずにこんな田舎の駅員をやってるなあ」
Am
「馬鹿いっちゃいけない とうさんはな この土地と
C / C
/
鉄道を愛して働いているのだぞ」
Dm
若い時は 私もいつかは駅長になる夢を持っていましたが
Dm
それも遠い夢のようです
Em Dm
でも 好きな鉄道員で こうして元気に暮らせれば
C Dm E7
/ F E7
/ Am / Am
/
こんな幸せなことはありません
Am E7onB
Am Dm Am
山のふもと の 小さな駅を
Dm Am Bm7-5
E7 Am
今日も夕日が きれ いに染める
Dm Am
季節はいつしか うつりゆき
Am Am7onG F
E7
若さも消えて ゆくけれど
Dm Am Bm7-5
E7 Am
/ Am /
ここで働き 幸(しあ わ)せだった
Dm
汽車に乗ってゆく人 降りてゆく人
Am...
いろんな人生が 今日も私の前を通りすぎてゆきます
Am...
明日もまた 小さなこの山の駅に
Am...
明るい朝日が昇るでしょう
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