学校の先生


歌:坂上二郎/詞:山上路夫/曲:大川光久

Original Key:Fm / Capo:1 / Play:Em




(せりふ)
(N.C.)
みなさん このたび このクラスを
(N.C.)
うけもつことになりました 坂上です
(N.C.)
仲良くやりましょう・・・

Em Am / C F#7 B7 / Em / B7 /

Em      Am
 小さな町の 中学校に
B7         Em
 はじめて来たのは 春のこと
Am       Em
 あれから幾たび 校庭に
C    F#m7-5 B7  Em
 桜の花は  咲いたろう
Am  Em   F#m7-5 B7  Em
教えた子供は 数え  きれない


(せりふ)
Em   G
 安江は 生徒会費もなかなかはらえない
Am
 貧しい家の子供でした
B7          Em
 秋の遠足の時でしたが 私は安江のために
G
 お菓子を少し買っていったことがあります
Am
 彼女はお菓子の袋を持って
B7       Em
 目にいっぱいの涙をためておりました
C        B7
 いまも忘れておりません
Em
しかし 今は元気に工場につとめ
Em    C        Em
 夜は定時制高校に通っている安江
   B7
「生きていることは楽しい」と
Em              B7    / B7 /
 この間きた彼女の手紙に書いてありました

Em        Am
 生まれたときは 誰でも同じ
B7     Em
 裸で産声 あげるのに
Am      Em
 子供の時から それぞれに
C     F#m7-5 B7  Em
 違った道を   歩きだす
Am Em   F#m7-5 B7  Em / B7...
私の力じゃ どうにもできない


(せりふ)
E        C#m
 孝夫は非行少年でした 悪い仲間と付き合って
A
学校にも なかなか出て来ませんでした
B7
 私も 何度か説教をしましたが
E
 聞くような子じゃありません
C#m              A
 ところがある日 彼が何人かの少年にかこまれて
           B7
喧嘩しているところに出会いました
      E
私は孝夫をかばいましたが
          F#m
映画のようにかっこよくはいきません
       B7         A
たちまち少年たちに なぐられたりけられたりして
 E
私はのびてしまいました
E          C#m
「先生 あんまりかっこつけるんじゃねえよ」
    A
孝夫はそう言って私に肩をかしながら
F#m
 家まで送ってくれました
G#7
 それからです 孝夫と仲良くなったのは
F#m
 今でも時々家に遊びに来ます
B7              E / B7 /
 運送会社につとめているそうです

Em      Am
 小さな町の 中学校に
B7        Em
 いつしか月日は 流れゆく
Am      Em
 今年も近づく 卒業が
C    F#m7-5 B7  Em
 蛍の光に   送られて
Am   Em     F#m7-5 B7 Em / B7 / B7 /
巣立ってゆくだろう 教え子 たちが


(せりふ)
Em
 ひろこという子は
    B7
大変頭の良い子でしたが 早く死にました。
    Am
結婚をして別れた子もいます。
Am            Em
酒場づとめをしている子もいます
   B7           E
大学受験を三回も失敗した子もいます
          Am
どうも幸せな子より不幸な子の方が
         Am
よくおぼえているようです
F#7
考えてみると 人間ていうやつは
         B7
誰だって多かれ少なかれ
         B7
不幸を背負って生きているようです
E
より良い明日を願って
E
一生懸命生きているもののようです
F#m        F#7
 みんな負けるなよ みんな負けるなよ・・・と
   G#m        / B7 / E B7 / E...
私は そっと呟くだけです


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