母標


歌:さだまさし/詞:さだまさし/曲:さだまさし

Original Key:Am / Capo:0 / Play:Am




(N.C.)/(N.C.)/(N.C.)/(N.C.)/
Am / G / FonA / G / Am / G / FonA / G /

Am            G
彼女は息子のために石ころを積み上げて
 FonA        E7
祭壇を作り赤い花を植えた
Am        G
昔花畑だったが今は何もなく
   FonA    G    Am
墓標がいくつも雨に霞んでいる

F       G    ConE
三年が過ぎても戦は町から去りもせず
   Dm       B7    E7
今日もドローンが群れをなして東へ飛ぶ
 Am              G
あのひとのキャビアがテーブルにこぼれた頃
 FonA    G     Am
町外れで彼女の息子は死んだ

Am / G / FonA / G /

Am            G
名もない兵士なんてひとりもないけれど
  FonA          E7
名もない一人の兵士として消えた
 Am               G
アンダンテ・カンタービレが聞こえていたらしい
 FonA    G      Am
戦場は日暮れ間近だったそうだ

 F      G      ConE
ひざまずく石の下には何一つないけれど
  Dm     B7     E7
彼は彼女の祈りの中に棲んでいる
Am         G
誕生祝いの時計一つ残さなかったけど
  FonA   G     Am
彼は母の祈りの中で生きている

Am / G / FonA / G /

Am         G
彼女は若い頃に子供を授かった
 FonA           E7
幸せな日が無かったわけじゃない
Am                 G
彼女の好きなカヴァレリア・ルスティカーナが聞こえる
  FonA    G    Am
ただ彼女の耳にはもう音がない

 F       G      ConE
しあわせがずっと続くなんて思わなかったけど
  Dm      B7    E7
不幸ばかりがずっと続くはずもない
 Am          G
ひざまずく石の下には何もないけれど
  FonA   G     Am
彼は母の祈りの中に棲んでいる

 Am          G
ひざまずく石の下には何もないけれど
  FonA   G  Am...
彼は確かにそこに居る


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