建具屋カトーの決心 -儂がジジイになった頃-
歌:さだまさし/詞:さだまさし/曲:さだまさし
Original Key:E / Capo:2 / Play:D
A7
/ Aadd9
/ A
/ A7
/ D
/ D
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D
/ G
/
建具屋カトーはこの頃 長いスランプに陥ってる
D
/ G
/
町の消防団のけいこにも 力が入らないでいる
A
原因はあの無茶苦茶な 消費税のせいばかりでなく
A
勿論仕上げの遅れた サダ家の
A
/ D
/
便所の扉のせい でもない
D
この頃カトーは自分が
D
/ G
/
ガイジンになってしまった気がしてる
D
G
絶滅間近の 朱鷺という美しい鳥のように
A
ニッポンジンて奴がどんどんいなくなってるじゃねェかョ
A
冷や酒 口に運び乍ら彼は
A
/ D
/
淋しそうに そう つぶやいた
GonB A
マニュアル・ビジュアル・セクシャル
D
あいつら 都合が悪くなっとョ
GonB A
何だか訳のわかんねぇ言葉で ごまかしやがってョ
GonB
何だ トレンデーのヤングの為の
D
スペシャル・コーデネートの
GonB A
デーシーブランドの プレタポルテったって おめえ
GonB A
/ D
/
どーゆー意味だか さっぱり分かんねぇな
A
D
そう思わねぇかョ 兄弟
A
/ D
/
そう思わねぇか まさし おめぇよ
G
彼は少し赤くなった顔で
A
/ D
/ D
/
僕にそう言った
D
/ G
/
彼はこの頃 子供達が風の子でなくなったと嘆いてる
D
/ G
/
上目づかいの淋しい目で 冷たく笑うのを悲しんでる
A
原因はその母親が 母として堕落したからで
A
勿論悪いのは そうさせた
A
/ D
/
その夫達だと怒ってる
D
/ G
/
政治も学校もTVも本もカネも みな悪いけれど
D
G
もっともっと悪いのはそんな親に育てたじじとばば達だってサ
A
子供に気に入られようと ガンコじじいやごうつくババアが
A
いなくなった事が世間の秩序を
A
/ D
/
乱したと彼は 主張している
GonB A
D
人間国宝になる 予定を変更して彼は
G
A
世の為 人の為に いやなジジイになる決心をした
G
「あ、そりゃ僕も賛成だな」って言うと
D
そんじゃ共に手をとり合って
G
いやなジジイになろうじゃねェのって
A
/ D
/
大声で笑った
A
/ D
/
さあ 手をとり合って 共に立ち上がろう
A
/ D
/
「さあ 手をとり合って 共に立ち上がろう
A
/ D
/
僕たちは まだ間に合うと思うんです
A
/ D
/
さあみんなで ガンコじじいやごうつくババアになろう
A
/ D
/
ハンド・イン・じじい」
D
G
A
建具屋カトーは 谷村さんのファンであった
D
/ D
/ D
/ D
/
D
年にも負けず 病気にも負けず
D
/ G
/
金で負けても ロマンは売らない
D
/ G
/
いつも心に歌を忘れず 若い友達に夢を語ろう
A
東に危険な子供あれば あぶねーことやめろと張り倒し
A
西に生意気な娘があれば
A
/ D
/
行って 優しく屁をかましてあげよう
D
G
北に淋しき未亡人あれば 行って共に梅こぶ茶をすすりつつ
D
青春はこれからですよと はげまし
D
/ G
/
ついでに自分の頭もはげましてたりして
A
南に迷う女学生あれば
A
あなたの人生の中で あなたが主人公だよと
A
/ D
/
優しく唄ってあげよう
A
/ D
/
人にくそじじいと呼ばれ
A
/ D
/
早くくたばれと ののしられ
A
/ D
/
ほめられもせず 嫌われても
A
/ D
/
けして心の愛は捨てない
Em A7
そういうじじいに 私はなりたい この愛しい町で
D
/ D
/ D
/ D
/
D
G
/ D
/
思えば何て 美しい国に生まれて来たんだろう
D
G
D
こうして生きているというだけで幸せな1日がある
A
D
吹雪の如く 風を彩る 桜
A
D
天女の如く 夜空に舞う 螢
A
藍より蒼き森の青 紅(べに)より赤き里の秋
A
D
/ D
/
静かに心を埋める 雪の白
D
G
/ D
/
ああ 僕等はこの美しさを この手で亡ぼそうとしている
D
G
/ D
/ D
/
ああ 僕はこの美しい国を 愛し乍ら憎んでいる
A
/ D
/ D
/
ん〜 ちょっと マジになっちゃったかな
D
/ G
/
建具屋カトーと僕は そしていつかガンコじじいになる
D
/ G
/
何故か若い奴等がホラ話を聞きに集まって来る
A
蛾眉山からゴビ砂漠に向かって しょんべんして借金して
A
島の王様で 昔は歌手と言っても
A
D
「嘘つけ このハゲ」かなんか言われてしまうだろう
D
/ G
/
建具屋カトーと僕は 死ぬ間際の事まで もう決めてる
D
A
/ D
/ D
/
若い奴等を前にして 最后は自分の大ヒット曲を歌う
D
Em
「故意に」間違えたりして
Em
最后まで笑いを取りに行ったりなんかして
A7 /
D
/ D
/
そして高らかに歌うのだ
G
A
/ D
/
たいした人生では なかったけど
G
/ D
/
あ〜 面白かった
G
A
/ D
/
思いっきり生きて来たから
G
あ〜 面白かったよ
D
Em
「さあ別れの時が来た 世話になったな
A
最后の儀式だ お手を拝借
(N.C.)
『三本締め』
(N.C.)
ご協力ありがとう
(N.C.) / D
/
いよいよ別れの時だ さらばぢゃ」
(N.C.) A...
Dadd9...
D...
で もう一回生き返ってみたりなんかして
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